登山の基本装備

準備時に、以下の表をしっかりチェック!

必携装備    持ってきたほうが良い    コースや時期によって必要なもの    ×なくて良い
登山装備表 日帰り 泊まり
行動用具
登山靴 新品の登山靴は履きならしを充分に。靴ひも、フック、ソールの点検は確実に。
ストック バランスの保持に役立つアイテム・使用後は、パーツを分けて水分や汚れを除去しよう。
軽アイゼン 夏の雪渓歩きや、冬季の凍結した登山道の歩行に役立つ。
収納用具
ザック 山行形態に合わせてサイズを選ぼう。使用前にベルト類の点検を忘れずに。
防水スタッフバッグ 着替えや財布など、濡らしたくないものを保護、整理するのに便利。
ビニール袋 行動食のゴミや、汚れたウェアなどを収納するための袋。荷物の防水対策などにも使えるので重宝する。
雨具
レインウェア 降水確率に関わらず、レインウェアは必ず持っていこう。防寒着としても役立つ。
折りたたみ傘 登山口までのアクセスや、幅の広い林道歩きの際に有効。登山道歩きには向かない。
レインスパッツ ズボンのすそや、足もとが濡れるのを防ぐ。朝露による濡れや泥よけ、砂よけにも役立つ。
ザックカバー ザックが濡れるのを防ぐ。ザックの大きさに合わせて、サイズを選ぼう。
緊急用具
医療品類 外用薬、内服薬、テーピングテープや包帯などをコンパクトにまとめて持参する。
ツエルト ビバーク用の簡易テント。アルミニウム蒸着した、薄手のエマージェンシーシートも有効。
非常食 保存が利いて、調理不要のものがおすすめ。
小物・食料
ヘッドランプ ハイキングや日帰り山歩きでも有効。山小屋宿泊では、夜間のトイレなどで必須となる。
予備電池 ヘッドランプ用の替え電池。電球タイプのヘッドランプは、替え電球も用意したい。
地図 コースタイムなどの情報の入った登山地図と、地形把握に役立つ地形図がある。
コンパス 地図と一緒にセットで持参。取り出しやすい場所に入れていこう。
腕時計 防水性があって、高度や方位も測れる、アウトドア用の多機能腕時計もある。
メモ帳・筆記用具 時間や休憩場所などを記録しておく。水ぬれに強い紙を使った、野外用のメモ帳もある
洗面用具 自然保護のため、山ではせっけんやシャンプー、歯磨き粉の使用は避ける。 ×
日焼け止め 複数泊のときは、シート製のふき取り用メイク落としなども持っていくと快適。
サングラス メモ紫外線から保護しよう。残雪期や夏の雪渓歩きでは必携。
ナイフ・はさみ ナイフ、はさみなど、多くの機能をもった万能ナイフがコンパクトになって便利。
コンロ・ボンベ 山での煮炊きや非常時の暖としてガスコンロが便利。非常用にコンパクトな
クッカー(コッヘル) お湯を沸かしたり、調理をするのに使用。サイズも大小さまざまある。
ライター 非常用に固形燃料などをセットして持っていくとさらに心強い。
ロールペーパー 山小屋や登山口のトイレなどに常備されていないことがあるので必ず持っていこう。食器拭きなどにも利用できる。
タオル 汗をぬぐったり、雨で濡れた体を拭いたり、下山後のお風呂に利用したりと活躍する。
水筒 1リットル前後を目安に、行程の長さや時期によって量を調整。冬は魔法瓶が活躍する。
行動食 登山中に食べる食料。複数泊する場合は、日持ちがするものを持っていく。
健康保険証 登山中にケガをした場合に、麓の病院に受診する際に必要。
登山計画書 自分用、現地提出用、緊急連絡用の3部を作成する。
衣類
下着 速乾性のある、アウトドア用の下着を着用しよう。
Tシャツ・長袖Tシャツ 夏は速乾性とさらさら感、冬は速乾性に保温性をプラスしたシャツがおすすめ。
中間着 シャツや薄手フリースなど。夏は日差しから、冬は寒さから肌を保護する。
保温着 フリースやセーター、ダウンジャケットや中綿化学繊維ジャケットなどがある。
ズボン ストレッチ素材や立体裁断を施したものなど、動きを妨げないズボンが良い。
靴下 靴下の厚みによって登山靴のフィット感も変わるので、登山靴と一緒に購入すると良い。
帽子 夏は日差しよけ、冬は耳まで覆える保温性のあるものがよい。
手袋 夏は薄手、冬は保温性の高い厚手、防水素材のレイングローブなど。替えも用意する。
着替え 靴下、アンダーウェアなど肌に触れるものを優先的に。防水袋などに入れておく。
その他
携帯電話 緊急時の時の通信手段として使う。いざというときに電源切れでは困るので、電源は入山時にはオフにしておこう。
カメラ 山行の記録を残すために、想い出を残すためにも、持参したい。
ガムテープ 登山靴をはじめとした、さまざまな登山用品、服装の応急処置に重宝する。